「住宅ローンの返済がまだ終わっていないのに転職が決まってどうしようか悩んでいる」
「転職が住宅ローンに与える影響を知りたい」
このようにお考えの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、住宅ローン返済中に転職が決まった場合の注意点と、転職が原因で住宅ローンの返済が厳しくなった場合の対策をご紹介します。
□住宅ローン返済中に転職が決まった場合の注意点をご紹介!
まずは、住宅ローン返済中に転職が決まった場合の注意点を2つご紹介します。
具体的にどのようなことに気をつければ良いのかお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
1つ目は、金融機関への転職の届出を忘れないことです。
住宅ローンでは、契約約款上「勤務先に変更があった場合はすぐに報告すること」という事項が明記されている場合が多くあります。
後々トラブルに発展するケースもあるので、勤め先が変わったことを金融機関に届け出るように気をつけてくださいね。
2つ目は、年収が減る可能性があることです。
転職によって年収が減ってしまい、その影響でローンの返済が困難になってしまうケースがあります。
この場合、金融機関に相談することが一番重要です。
金融機関に相談すれば、返済期間の調節等で対応してもらえるでしょう。
また、預金がある場合には、繰上げ返済を行って月々の返済額を下げられます。
返済が滞ってしまうと信用にも傷がついてしまうので、早めに相談して適切な対応策を考えましょう。
□転職により住宅ローンの返済が厳しくなった場合はどうすれば良い?
ここまで、住宅ローン返済中に転職が決まった場合の注意点を2つご紹介しました。
続いて、転職で返済が厳しくなった場合の対応策をご紹介します。
対応策は、3つあります。
1つ目は、繰り上げ返済を行うことです。
繰り上げ返済には、返済期間短縮型と返済額軽減型の2つがありますが、ここでは返済額軽減型をご紹介します。
返済額軽減型は、貯蓄からまとまった金額を繰り上げ返済し、その後の返済期間は変えずに、毎月の負担額を減らす方法です。
元金が減り利息も減るため、最終的な返済総額を当初より少なくできるというメリットがあります。
しかし、後の生活に影響が出るほどの金額を使ってしまうと、生活が苦しくなったり、いざという時のお金が用意できなくなったりしてしまう可能性があります。
2つ目は、返済期限の延長を相談することです。
十分な貯蓄がない場合は、返済期限の延長をしてもらえないか金融機関に相談してみましょう。
たしかに返済期限が延びれば利息も増え、将来的に返済総額は大きくなります。
しかし、滞納してしまえば物件自体を失ってしまう恐れがあるので、まずは現在の収入で返済していける確実な方法を選択しましょう。
3つ目は、ボーナス返済を変更することです。
ボーナス返済とは、月々の返済額とは別に、ボーナスが支給される月に設定した金額分をまとめて返済する方法です。
多くの住宅ローンでは、月々の返済とボーナス返済を併用できます。
転職でボーナスの額が大きく変更してしまった場合は、早めに金融機関へ相談して、ボーナス返済の設定金額を変更しましょう。
□まとめ
本記事では、住宅ローン返済中に転職が決まった場合の注意点と、転職が原因で住宅ローンの返済が厳しくなった場合の対策をご紹介しました。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。