競売のデメリット

1.市場価格より安い価格で売却されてしまう

市場価格より2〜5割安く落札されてしまう為、相場に近い価格で売却する任意売却よりも残債が多く残ってしまいます。

2.立退きの為の引越し費用はもらえない

競売によって売却された場合、債権者より引越し費用をもらえません。(任意売却ではもらえるケースも多数あります)
また、落札者に主導権があるため、退去期限も落札者次第。 退去期限に猶予がなく、裁判所の強制執行により退去命令が出ることもあり、精神的負担もかなり大きいといえます。

3.競売事件として近所の人に知られてしまう

競売事件になると、紙媒体やインターネットで競売物件の不動産情報が写真付で公開され誰でも閲覧可能になります。
また、入札を検討している不動産業者等が近隣の方々に聞き取り調査等を行うため、周辺にお住まいの方にもあなたの家が競売にかけられていることが知れ渡ってしまいます。

4.残債務の交渉はご自身で行う

市場よりも大幅に安い価格で売却されてしまうため、残債務は任意売却よりも多く残ってしまいます。
知識のない方の交渉では、債権者との交渉においても債務者側に柔軟に対応してもらうことは困難なケースがほとんどです。
債権者と残債務の相談がまったくできないまま、残債務の一括返済を迫られることもあります。

≪ 競売とは 競売の流れ ≫