解決実例の紹介



お悩み:事業失敗/倒産
無年金なのに住宅ローンが残っている

掲載:2016年10月
職業:自営業
年齢:60代
家族:本人、奥様、 娘2人、息子
物件種別:戸建
残債:1600万
売却価格:1300万
ご相談内容・経緯

相談者のT様は、長い間奥様と自営業を営んでおられました。しかし、不況のあおりには勝てず経営が立ち行かなくなり、やむなく倒産となってしまいました。また、自営業で経営が苦しかったため年金の支払っていなかったため、年金が受給できなく無年金となっていました。そのような状況のもと、住宅ローンは75歳まであり、ローンの返済が滞るようになりご相談に至りました。


ご提案内容と解決方法

当初は、通常の任意売却で不動産売買をするようにご提案させていただき、進めさせていただいておりました。しかし、住み慣れた我が家にどうしても住み続けたいとのお子様たちの強いご要望があり、親子間売買が可能か検討に入りました。T様には3人のお子さんがいたのですが、結果、27歳の息子さんが購入者となることが可能であることが分かり、無事に成立しました。



任意売却後の生活

現在も、今までのお住まいに住み続けることができています。今度は、息子さんが親御さんにかわって、頑張って働いていらっしゃいます。かたちは変わりましたが、新しい家族の在り方で以前より家族の絆が深まったようにお見受けしています。



担当者の一言

早めにご相談いただけることで、よりよい解決策を検討できます。T様の場合は、任意売却と家族間売買という方法を検討し、可能な限りご希望に添えるようにしました。また、家族間売買をご希望の場合、インターネットで調べてご自分で何とかしようとする方もいらっしゃいますが、金融機関は家族間売買での融資を嫌う傾向にあり断られることが多いです。最初から専門家と一緒に進めることを強くおすすめします。また、住宅ローンの完済が75歳など退職後も住宅ローンが残る場合が増えています。退職後に不安を感じる場合は、まずはご相談下さい。