解決実例の紹介



お悩み:定年退職/老後破産
住宅ローンが原因で熟年離婚

掲載:2016年10月
職業:会社員
年齢:60歳
家族:本人
物件種別:マンション
売却価格:1890万円
ご相談内容・経緯

60歳で定年退職時退職金で内入れ返済を予定していたが、会社の業績が悪く退職金が支払われなくなってしまいました。嘱託で勤務継続は出来たが、大幅な収入減となり、毎月の返済金及び維持管理費の支払から生活も困窮してしまいました。共働きで何とか返済はしてきたものの、住宅ローン返済が苦しく長年一緒に生活をしてきた妻とも喧嘩が絶えず、ついに離婚となってしまいました。離婚により、今後の生活を維持することが出来ないため少しでも家を高く売却して毎月の返済から解放されたいと思い相談に至りました。


ご提案内容と解決方法

現状の収入と支出を計算すると大幅な赤字が確認できました。そのため早急に任意売却の手続きを進めるよう提案。売却が成立しても残債が残るため、自己破産や分割弁済を視野に入れつつ販売活動を継続しました。自己破産についても弊社で弁護士を紹介することで、困惑していた気持ちを静めることからスタートが必要でした。



任意売却後の生活

需要の少ないエリアで、高めの売却額設定のため販売活動も苦労しました。しかし、早期に買い手が見つかり無事決済をすることが出来ました。また当初想定した通り残債務が多額となり、自己破産申請を行うこととなりましたが、最初の相談時から時間をかけて応対していたので取り乱すこともなく解決できました。



担当者の一言

買い手を見つける事も苦労しましたが、何より売主様のメンタルの部分に関するケアに時間を費やしました。住宅ローンのことだけはなく、離婚をされ家族とも離れてしまったうえに自己破産をすることに大罪を犯したような精神状態になってしまっていたのです。時間をかけ、お互いに歩み寄って解決に至りました。